へうげもの9巻

  • July 29, 2009 22:33
  • Posted by uemura

毎回たのしみにしている「へうげもの」の最新刊が発売されました。

今回は利休切腹という物語の一つの区切りになるエピソードが中心。モーニング連載時も読んだのですが作者の山田芳裕氏渾身の一話。

死にゆく利休が織部に

「それがあなたなのです」

と、織部の本質を諭すためにいろいろなエピソードを織り込んできたのがわかる。

「へうげもの」の主人公はもちろん古田織部なのだけど、もう一人の主人公である豊臣秀吉の苦悩、老い、衰えの描き方も好きだ。

感動的な利休のエピソードの後はドリアンやヨンさまで笑わせてくれる。笑いのセンスもいい。

「織部好み」の完成、秀吉の死、関が原での上田左太郎と東軍西軍と別々の道へ、、、などが続く次巻からも楽しみだ。

  

三沢光晴お別れ会

  • July 04, 2009 22:00
  • Posted by uemura

6月13日に試合中に亡くなったプロレスラー三沢光晴さんのお別れ会(顕花式)へ会場のディファ有明へ行ってきました。

ファンの顕花式の時間は14時から18時だったので仕事を早めに切り上げ17時すぎにディファ有明に到着。「そのくらいの時間ならだいぶ人も減っているのでは」という予想に反して凄まじい人数の行列ができいていた。とりあえず行列の最後尾へと向かうがとにかく行列が長い。横に4~6人並ぶ行列にもかかわらず、あとで調べたら1キロもの行列だった。最長時は2キロを超えていたらしい。その時点での人数だけでも「1万人近い人数じゃないか」と思ったが、主催者の発表では2万5000人もの参列者が集まったとのことらしい。

集まったファンは30代の男性がもちろん多かったが女性や家族連れも予想以上に多かった。それぞれ三沢さんに捧げる花束を持ち静かに最後の別れをするために静かに行列に並んでいた。並んでいる間も新しい花束を持ったファンが次々と最後尾へ向かっていく。行列の道路の上をモノレール「ゆりかもめ」の列車が走っていくのだが、その乗客たちがものめずらしそうに行列を眺めているのが見えた。

プロレスを知らない人は、これだけの行列が亡くなった一人のレスラーへ花を捧げるためのものなんて想像つかないかもしれない。ひょっとしたら事情を説明しても信じてくれない人もいるかもしれないなと思った。

プロレスは不思議なスポーツでプロレスが好きと人に話すと「なんでそんなモノ見るんですか?」と真顔で言われることがある。そんな言われ方するスポーツは世界でプロレスしかないかもしれない。とは言ってもそういう失礼なことを言う人が悪いのではない。プロレス界はそんな言われ方をするような事態を招くような出来事はたくさんあったし、ひどい人間もたくさんいた。興味のない人がプロレスに対して否定的な見方をするのはある意味自然なことでもあるのだ。僕自身だってプロレスを長い間ずっと小馬鹿にしていた。だから普通の人がそう思う気持ちは良く分かる。

三沢光晴はずっとそういった世間の目と戦っていた。

「実際に見てくれたらどれだけ命を懸けて戦っているのか分ってもらえる」 「真面目に取り組んでいたらきっと世間にも認められる」

、、、。しかし、結局のところ世間を振り向かせることは出来なかった。