Killer7

  • August 31, 2007 08:09

僕は任天堂が好きなゲーマーなのですが、任天堂と同じくらいSuda51のゲームが好きです。特に「シルバー事件」と「Killer7」は本当に好きで好きでたまらないゲームです。

最高のゲームキューブのソフトは?

という話題があったときに迷わず「Killer7」と答えました。

その発言を聞いて限界さんがKiller7を始めたようです。 まだ限界だなんて認めちゃいないさ - Killer7(GC)はGC最高のゲームらしい

限界さんは「街」が好きとのことなので、Killer7の複雑な物語もきっと楽しめるのではないかと思います。

ゲームにおける美

ゲームにおける美しさというのはSFC時代のスクエアのドット絵や、3D時代の髪がサラサラなびくとか「職人の技術」としての美しかないと個人的に思っています。

しかし、ごくまれに僕にとってアートとして通用する美を持ったゲームが生まれることがあります。たとえば最初のバーチャファイター。

もちろん最新のバーチャファイターの方がより人間的で、こまかく、職人的な美を持っています。じゃあどちらのデザインが優れているのか?といわれれば僕は最初のバーチャファイターのカクカクしたポリゴンだと思ってます。あれは技術の制限があったからそこデザイナーの力が発揮できたのでしょう。

他に美しいゲームは?

例えばデザイナーの松本弦人さんが手がけたゲームキューブの「動物番長」、あれはデザインのみならず話までアートであふれていてかなり好きです。

他はやったことないけど「ワンダと巨像」なども美しさを感じます。

そういった美しさを持ったゲームの中でも別格なのが「Killer7」だと思ってます。 Killer7のデザインはセル画のような処理を行う トゥーンレンダリング - Wikipedia で出来ているのですが、エッジを無くすことで独特な雰囲気を出すことに成功しています。

もちろんこういった美はトゥーンレンダリングによって成り立つのではなくは作者の感性とこだわりによってだけ実現することができます。

物語

Killer7の物語は難解です。エンディングを見終わったとしても3割も分からないと思う。数多くの伏線をきれいに張り巡らし、最後にきれいに回収するタイプの物語とは一線を画しています。

僕自身、2回やって4割くらい分かった気分になったのですが、副読本を読んで想像していた2割が間違いだと分かって新たな知識を2割得たような感じです。

要するに物語の5割以上は未だ闇の中。

しかし、それでもKiller7の物語の面白さは失われない。謎が謎であるままで完成しています。

Killer7は政府の依頼を受けたスミス同盟の盟主ハーマン・スミスと笑う顔という自爆テロ集団を操るクン・ランの対立を中心に展開するかのように始まります。

そういった物語は困難の末、最後にクン・ランを倒して終わることになるのでしょうが、Killer7の物語はそこへは辿りつきません(結果的に最後にクン・ランを倒すことにはなるのですが、、、)

  • Killer7の主体は本当にハーマンなのか?
  • ダン・スミスはハーマンとカーティスの2人から別々に殺されていることになっているが、これは矛盾していないのか?
  • ハーマンとクン・ランはなにを体現しているのか?

この辺を考えながら進めると物語が分かりやすくなるかもしれません。

年表

副読本はいろいろな情報があるのですが、特に重要なのが年表。いまはオークションで高額取引されているようなので偶然見つけた海外サイトの英語のものへのリンクを貼っておきます。 Killer 7 SINdicate :Killer7 Fansite 一度普通にクリアしたあとに読むといいです。