花王メリーズ「赤ちゃんの肌にやさしいおむつ」勉強会

  • 8月 06, 2009 22:19

アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)主催の花王メリーズ「赤ちゃんの肌にやさしいおむつ」勉強会へ行ってきました。

8月4日(火)開催 花王メリーズ「赤ちゃんの肌にやさしいおむつ」勉強会のお知らせ|ブログ|Agile Media Network

理由はAMN主催のブロガーイベントへ行ったことがなかったので一度参加してみたかったことと、うちの「るこ」さんが実際に花王メリーズを使っていて、水分を逃がさず水蒸気だけ逃がす素材など、そのハイテクさに驚いて興味があったからです。本当にすごいですよ、紙おむつって。

AMNさんのブロガーイベントは初参加とは言え、これまで何度かブロガーイベントに行ったことはありますが十人以上の幼児がわさわさしている中でのブロガーイベントというのは初めてでした。

最初に創業者の長瀬富郎氏の人生や企業理念などの話があったのですが、実にプレゼンしにくそう、、、。でも、花王(かおう)という社名が「顔を洗う(かおをあらう)」からつけられたという話や、舶来品より安く良いものを作ろうとした創業者の話などはとても面白かったのですが、それを聞いてる幼児たちの図が更に面白かったです。

肝心の紙おむつですが、世界で初めて紙おむつのようなものが登場したのが1940年。花王のメリーズが発売されたのが1983年と26年前。ここ数年でいま親になっている世代が子供の時にようやく紙おむつ世代になったようです(ちなみにうちは両方とも布おむつ世代)。意外と新しいもののようですね。現在は1枚25円程度なのですが、1983年当時は88円と現在の3.5倍!!物価等を考慮するととても高いものだったようです。また、赤ちゃんが快適につけていられるように開発がすすみ、現在の紙おむつの使用率は90%以上になっているとのことです。

現在のエアリーメッシュのメリーズは16種類もの素材を組み合わせたもので、おしっこなどを外に漏らさないのはもちろん、赤ちゃんの肌を守ることにとても力を入れているそうです。うちの「るこ」さんはそうでもないのですが、おむつをしている部分がかぶれることは良く聞く話です。

そもそも赤ちゃんは大人と同じくらいの汗腺を持っていて汗をかきやすい上に、おしっこをしたおむつの中は亜熱帯雨林地帯並みの湿度80%!!肌の湿度が上がった状態でさまざまな刺激物に触れることが「かぶれ」の原因になるのです。そこでメリーズは

  • 水分(おしっこ)を漏らさず、水蒸気だけ排出する(湿度を下げる)
  • オムツ内の風通しを良くする
  • 赤ちゃんが快適におむつをつけていられるようにする

ということをさまざまな方法で実現しているようです。

まず、おしっこは「ポリマー」という物質で固体化。これは写真にあるように非常に強力でビーカーに入った水もあっという間にこのように固体にします。ビーカーをさかさまにしてもこの通り!!

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ちなみに、おしっこ3回分程度の水分を含んだ紙おむつの断面図はこんな感じになります。

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(青いのは分かりやすく青い液で実験したためです)

つぎに透湿シート。これはオムツの外側に使われていて水分は通さずに水蒸気だけ通すシートです。仕組みは簡単に、

水蒸気 < シートの穴 < 水

になるようにすることで水蒸気だけ外に逃がすようにしたようで、それぞれの比率は例えると

サッカーボール < サッカー場 < 直径50kmの円

くらいになるそうです。

普通のビニール製の手袋と透湿シート手袋をもらって、しばらく左右の手にそれぞれにして数分するとビニール製の手袋の中は汗だくになったのに対し、透湿シート手袋は快適でした。以前ウチで使用済みのオムツを缶ケースの上にしばらく放置していたら、おしっこは漏れずに缶ケースの上がおむつを通過した水蒸気の水分でびっしょりになっていたことがあったので威力は知っていたのですが、実際にその素材を触れることでより凄さが実感できました。

こちらが普通のビニール製手袋を数分はめた状態。汗でびっしょりで不快でした。

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こちらが透湿シート製手袋を数分した状態。全く不快じゃなかったです。この手袋を販売すれば売れるんじゃないかとすら思いました。

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ちなみにこちら透湿シートの上に底に穴があいたビーカーを密着させてえ空気を送り込む実験。水は漏れないけど、下から空気が入ってきます。

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つぎに風通しについて、

赤ちゃんはバウンサー(赤ちゃんを一時的においておくところ)、チャイルドシート、ベビーカーなど、肌とオムツが何かに密着されている時間が多く肌とおむつが圧迫された状態でくっつくので肌湿度が上がってしまうそうです。そこで花王メリーズのエアリーメッシュでは表面を凸凹にすることによって圧迫された上体でも肌とオムツの間に空間をつくり風通しをよくするようにしているそうです。この凸凹は軟便なども吸収し、広がりを抑える効果もあって赤ちゃんの肌にやさしいとのこと。(便はかぶれの原因になるので範囲は少ない方が良い)

最後に赤ちゃんが快適におむつをつけていられることですが、これはパンツ型のおむつのギャザー(ゴムで締め付ける部分)の説明がありました。

以前のタイプは紙・ゴム・紙と前面すべて接着されていたものを等間隔に部分的に接着することで空気のトンネルを作り、締め付けの負荷と、おむつ内の湿度の両方を下げることに成功したそうです。

どの程度違うか実験しようということで、実際に以前の前面接着タイプのギャザーと、現在の空気トンネルができるギャザーで出来た輪を腕につけてみました。数十分で前面接着タイプのギャザーはくっきりと跡ができ、空気トンネルのものにはあまり跡ができませんでした。

こちらが、前面接着タイプのギャザーの装着状態と跡、20分くらいでこんなに跡がくっきり!!

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こちらは、空気トンネルタイプの現行品のギャザー。前面接着タイプとちがって「ひだひだ」があるのが分かると思います。これが空気トンネルです。跡も写真じゃ分からない程度の跡しかできませんでした。

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また、大人だとベルトのようにウエストの部分で締め付けるところですが、おなかがぷっくり膨らんだ赤ちゃんの体系を考慮した場所にギャザーを取り付けることで締め付けないのにズレないパンツ型おむつを作ることができるようになったようです。なんでもメリーズパンツ型おむつはこれでグッドデザイン賞を受賞したとのこと!!

最後はいろいろ飲み物やデザートをいただきました。

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紙おむつは「るこ」さんが誕生してからもっとも消費量が多い消耗品。今はおしっこやうんちをしたら、新しいモノに変えて捨てるだけですが、親に聞いたら布おむつしかなかった時代はうんちはトイレに捨てて、バケツで手洗いしていたそうです。買い物へ行くときも、替えの紙おむつを持っていくだけで使用品はゴミ箱に捨てるだけですが、昔はいろいろ大変だったそうです。

いまの紙おむつは、おしっこをすると最初黄色のラインが青くなる「おしっこ お知らせライン」があるのですが、この機能がついたのが、ほんの数年前の2004年とのこと!!

科学視点の研究グループ、消費者視点の商品開発グループなどが組み合わさって、こういったきめ細かく高性能で安い製品ができるのだなと「モノづくり日本」の偉大さを感じることができた一日でした。

ウチは最初からメリーズで他の商品を使ったことがないのですが、これからもメリーズを使おうと思います。