オバマ大統領雑感
アメリカ合衆国に黒人初の大統領としてオバマ氏が就任した。
ついに44代目にして有色人種の大統領が登場したのですが「ここまで時間がかかった」とも思ったし、自分が生きている間に有色人種のアメリカ大統領が誕生するとは思わなかったとも思いました。
「沈黙の艦隊」や「ジパング」の「かわぐちかいじ」氏の「イーグル」という日系人が大統領になる漫画を見たときは「面白いと現実には(他の彼の漫画同様)ありえない話だな」と思っていたのですが、、、、
母親は白人のアメリカ人としても父親がケニア生まれというのも凄い。日本とアメリカのどちらが優れているという話ではないですが、日本では、まずない話でしょう。
いろいろ思うところはありますし、日米関係を考えると厳しい部分も多いでしょうが、オバマ氏の演説は勝利宣言に続き良かった。
「困難な時代だからこそ団結して責任を果たそう
将来に希望を持とう
過去に献身的に行動し、国を作った人々の精神にたちもどろう
過去の狭い利権や慣習は捨てよう」
彼の語った言葉はアメリカ国民に語った言葉だが普遍的に誰にでも届く言葉だ。
正直なところ、かなり厳しい舵取りを迫られると思うが、
がんばってほしい。
一方、日本の政治家はどうなっているのだろうか?
なぜ漢字の読み方テストをしているのだろうか?
なぜ国民の関心を甘い餌で誤魔化そうとしているのだろうか?
なぜ国民に共に責任を果たそうと呼びかけないのだろうか?
今年、我が家には娘が誕生するのですが、娘が無事に人生を送ることができ、
過去を振り返ったときに
「両親の世代は、その上の世代の資産を食い潰しただけの無責任な世代」
と、言われかねない状況なのではないだろうか?
「給付金」やら「生活が大事」やらで甘い餌をまくのは両陣営ともやめにして、
この日本を10年先も30年先も50年先も、きちんと成り立たせるための舵取りを考えて、
国民に呼びかけてほしい。